Intelは、昨夜開催されたIntel Vision 2024にて、今年後半に登場する「Lunar Lake」のAI性能がパッケージで100 TOPS、NPU単体で45 TOPSであることを明らかにしました。
Lunar Lake
Lunar Lakeは、実質的にMeteor Lakeの実質的な後継ですが、セグメント的にはウルトラブック向け、つまり消費電力がそれほど大きくないデバイスむけのチップとなる見込みです。
NPUの性能については、現在のMeteor Lakeの「Intel DL Boost」の3倍であることが明らかにされていましたが、その性能が今回明かされた形となります。
Intelによると、Lunar LakeのNPU単体の性能は45 TOPS、CPU+GPU+NPUでは100 TOPSを超えることがわかりました。比較すると、QualcommのSnapdragon X EliteがNPU単体が45 TOPS、SoC全体で75 TOPSとなっていますので、それを大幅に上回ることになります。
100 TOPSの内訳のうち、45 TOPSがNPUであることがわかりましたが、のこりの55 TOPS以上の内訳については不明。CPUがおおよそ10 TOPS程度であることが予想されるので、GPU単体で50TOPS程度の性能があると思われます。効率はNPUの方がうえです。