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Samsung、10.7 Gbpsのメモリ帯域を実現したLPDDR5Xを発表 ~ オンデバイスAIをターゲットに

3行まとめ

Samsungは、10.7 Gbpsのメモリ帯域を実現したLPDDR5Xを発表しました。

次世代LPDDR5X

Samsungはすでに8.5 GbpsのLPDDR5Xメモリを提供していますが、今回新たに発表された次世代LPDDR5Xは、25%高速です。また競合では、Micronが9.6 GbpsのLPDDR5Xを提供していますが、これをも上回り、現状最速のLPDDRメモリとなります。

この帯域はGDDR5と同等となっており、NPUやGPUによるAIアクセラレーションに最適です。Samsungも、オンデバイスAIアクセラレーションをターゲットとして設計したとしています。

このLPDDR5Xは、12nmプロセスで製造されています。また、ワークロードに応じて電力を調整する技術も搭載されており、電力効率が25%向上。また、低電力モードを維持できる時間も長くなりました。

密度では、モジュールあたり32GBを実現できる様になっています。

登場時期

新しいLPDDR5X DRAMの量産は今年後半から始まり、2024年末までに搭載したモバイルデバイスが登場することが期待されています。

また、Samsungはモバイルだけでなく、サーバー分野での活用も視野に入れており、データ処理時のエネルギー使用量を削減して総所有コスト(TCO)を削減することができるとしています。

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