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AI性能のベンチマーク「Geekbench AI」がv1.0でリリース ~ ついに正式版に到達

3行まとめ

CPUやGPU性能を計測する便利マークソフトウェア「Geekbench」とデータベースを提供しているPrimate Labsは、同社のAI向けの性能を計測する「Geekbench AI 1.0」をリリースしました。

Geekbench AI

Geekbench AIはもともと「Geekbench ML」という名称で提供されていたソフトウェアで、CPU・GPU・NPUのAIに関わる性能を計測することができます。

ベンチマークでは、単精度、半制度、量子化データという3つの異なる精度レベルを利用し、システムのAI性能を計測します。もちろん、他のGeekbenchと同様に、Windows、Mac、Linux、iOS、Androidと幅広いプラットフォームに提供されます。

各OSで提供されているAPIを利用してAI性能を測定しているようです。

  • Android:TensorFlow Lite
  • iOS:CoreML
  • Linux:TensorFlow Lite、ONNX、OpenVINO
  • macOS:CoreML
  • Windows:ONNX、OpenVINO

Geekbench MLからの変更点として、OpenVINO、ONNX、Qualcomm QNNなどの新しいAPIのサポートが行われ、最適化されました。

また、現実世界のパフォーマンスの差を適切に考慮しているとしており、すべてのワークロードが最低でも1秒間実行されるようになっています。

スコアは、Lenovo ThinkStation P340(Core i7-10700プロセッサ搭載)を1,500として調整されています。

すでにNVIDIAとSamsungが社内のチップぱどーマンスの性能を評価するためにGeekbench AIを使用しているとしています。

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