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Intel、第2世代「Core Ultra」のvProモデルを追加 ~ 「Arrow Lake」と「Lunar Lake」でWin10サポート終了を念頭にセキュリティを強化

3行まとめ

Intelは、第2世代「Core Ultra」のvProを発表しました。

vPro

vProは、Intelが企業向けに提供しているCPUラインナップです。主に企業向けにセキュリティ機能や管理機能を提供しています。

今回、vProモデルが登場したのは第2世代Core Ultraとなる「Lunar Lake」と「Arrow Lake」です。

Intelは、今年サポートが終了する「Windows 10」や、昨年発生したCrowdStrikeによるクラッシュ問題、AI PCの普及を念頭にセキュリティを強化したとしています。

第2世代「Core Ultra」については優先で「Lunar Lake」(Core Ultra 200Vシリーズ)が優先して登場し、その後、「Arrow Lake」ラインナップが登場する計画となっています。

主なセキュリティ機能

vProにはハードウェアレベルでセキュリティ機能が搭載されています。

例えば、サイバー攻撃の手段のナレッジベースである「MITRE ATT&CK」フレームワークによって検証された唯一のCPUとなるとしている他、Intel Partner Security Engine(PSE)が搭載されています。

PSEは場面によって、TPM 2.0として利用できたり、Microsoft Plutonプロセッサとして利用できるようになるようです。

さらに、AIを活用したセキュリティとして、NPUをベースとしたフィッシング詐欺防止機能が利用可能になっています。

また、これらのハードウェアセキュリティはMicrosoft DefenderやCrowdStrike、HP、WolfSecurity、トレンドマイクロなどが対応しているとのことで、これらのソフトでは、脅威の検出や、データ紛失の防止、AIを用いたフィッシング詐欺防止などが対応しているとのことです。

主な管理機能

主な管理機能として、Intel EMA(Endpoint Mnagement Assistant)が強化されています。近年のSaaSを用いた端末管理機能と親和性を高めているようで、Intelは新たに「Intel Endpoint Cloud Service」を用いてこれらのSaaSシステムがvProのリモート管理機能にアクセスできるようになる機能の提供を明らかにしています。

更に、「Intel vPro Fleet Service」では、Microsoft Intuneを通じてvPro CPU搭載デバイスをリモート管理できるようになります。

つまり簡単に言うと、サードパーティの管理システムでもvPro管理機能にアクセスできるようになったということになります。

CESで登場

現在開催中のCESでこれらのvPro CPU搭載PCは、法人向けPCとして登場するようです。

早ければ今月中、Arrow Lakeに関しては第1四半期中に登場するとしています。

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