Framework、「Framework Laptop」を更新 〜 12インチで2-in-1の「Framework Laptop 12」を追加

3行まとめ

Frameworkは、「Framework Laptop」ラインナップを更新し、「Framework Laptop 13」をアップデート、「Framework Laptop 12」を新たに追加しました。

Framework Laptop

Framework Laptopは、何から何までもがカスタマイズできるラップトップです。筐体やディスプレイ、ヒンジ、プロセッサ、メモリ、ストレージ、外部拡張など、至る要素を自分でカスタマイズすることが出来ます。

全てがモジュール化されており、自分でそのモジュールを開発することも可能ですし、一部のモジュールでは、他のPCに組み込むこともできます。

新世代Framework Laptop 13

新世代となるFramework Laptop 13の主な変更点はプロセッサとなります。

プロセッサは、新たにRyzen AI 300シリーズとなっており、初めてのCopilot+ PC対応のFramework Laptopとなっています。選択できるプロセッサは以下のとおりです。

  • Ryzen AI 5 340(6C12T/~4.8GHz/Radeon 840M(4CU/~2.9GHz))
  • Ryzen AI 7 350(8C16T/~5.0GHz/Radeon 860M(8CU/~3.0GHz))
  • Ryzen AI 9 HX 370(12C24T/~5.1GHz/Radeon 890M(16CU/~2.9GHz))

これらのプロセッサを搭載するメインボードは遡って初代Framework Laptop 13にも搭載することが可能で、簡単にアップグレードすることが出来ます。

メインボードには、最大96GBまで拡張可能なDDR5-5600スロット、最大8TBまで拡張可能なPCIe 4.0 M.2 2280スロットを搭載しています。

外部拡張用のUSBは、4基中2基がUSB4に対応しました。また、Wi-Fi 7にも対応しています。

ディスプレイは、新たに120Hzの2.8Kディスプレイが追加されています。

バッテリーは61Whバッテリーオプションが用意されるようになりました。

キーボードも更新されており、キーストロークは1.5mmを維持したまま、Lite-Onと協力してスペースキーやシフトキーなどのワイドキーの新しい構造を開発し、スピーカー音量を上げた際のノイズを軽減したとしています。

また、プリビルド構成でWindowsを選択した場合にCopilotキーを追加したとしていますが、それ以外では省略されています(FrameworkはもとよりLinux推しです)。

基本的に、今回追加されたモジュールたちは、既存のFramework Laptop 13と互換性があります。

Framework Laptop 12

そして、新たに追加されたのが、「Framework Laptop 12」です。ただ、Framework Laptop 12は早期プレビューとなっています。

Framework Laptop 12の特徴は、12.2インチのタッチ対応ディスプレイを搭載したコンバーチブルタイプの2-in-1 PCであるということです。

こちらは、現時点で多くの情報が明らかになったわけではありません。

CPUには、第13世代のIntel Core iプロセッサを採用する他、最大48GBのDDR5-5200、最大2TBのNVMeストレージ、Wi-Fi 6Eをサポートするとしています。もちろん、これらの要素はカスタマイズ出来ます。

そして、タッチ対応のディスプレイは、スタイラスペンにも対応した1920x1200 400ニトとなっています。

発売と価格

Framework Laptop 13は、すでに予約が開始され、4月発売予定です。価格は899ドル〜。日本からは中毛んすることは出来ません。

Framework Laptop 12は今年半ばに出荷予定となっており、4月から注文を受け付けるとしています。

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