Qualcommは、産業およびIoT向けのブランドとしてあらたに「Dragonwing」を発表しました。
Dragonwing
Dragonwingは、主に産業やIoT向けの製品になることが明かされています。
具体的には、Snapdragonブランド以外の製品を、ブランドとして統合し、IoTソリューション、ネットワーク、モバイルインフラソリューションを統合的に提供するといったものになります。
製品にはエッジ向けに最適化された省電力コンピューティングや、コネクティビティテクノロジー、AI処理能力が提供されています。これらの製品は、産業用ロボットや特殊カメラ、産業用ハンドヘルド、ドローンなどに活用され、これらのソリューションを、エネルギー分野、製造、小売、サプライチェーン、通信インフラに展開する目標を掲げました。
ブランドのロゴは、Qualcommのコーポレートアイデンティティに、Snapdragonのアイデンティティを組み合わせたものが採用されています。
現時点で、どのような製品が投入されるのかという詳細は明かされていませんが、来月3日から行われるMobile World Congressと、11日から開催されるEmbedded Worldにて詳細が明らかにされる見込みです。
考察
具体的には、Intelでいう、Coreプロセッサラインナップと、Atom系統の組み込みシステム向け製品を棲み分けするような形になるのではないかと思われます。
Qualcommは、CPU・GPU・NPUに加えて、ワイヤレスをはじめとしたコネクティビティテクノロジーに強みがあり、この部分を統一したブランドでIoT向けに拡張し存在感を高める事になりそうです。