Intelは、第13世代と第14世代の125W CPUとi7以上の65W CPUで発生していた不安定問題に対する最後のマイクロコードをリリースしました。
最後のマイクロコード
Intelの第13世代Coreプロセッサと第14世代Coreプロセッサのうち、Core i7とCore i9の無印、F、K、KF、KSモデルにおいて、マイクロコードの不具合の影響で、過剰に電圧がかかりCPUに致命的なダメージを負わせることがあるという問題がありました。
Intelは春からこの問題の調査を続けており、これまでに、Intel Base Profileの提供や、eTVBの不具合で高温時に高クロックで動作する問題を修正した0x125、電圧調整の不具合で高電圧にCPUがさらされる不具合を修正した0x129がそれぞれ提供されてきましたが、今回提供された新しいマイクロコード0x12Bは、アイドル時・低負荷時に高電圧を要求する不具合を修正しています。
Intelはこの問題が発生するシナリオはこれまでに提供してきたマイクロコードやプロファイルによって修正された問題のシナリオであるとしており、0x12Bの提供によってそれらがすべて修正されることになります。
0x12Bには、これまでの修正がすべて含まれています。
マイクロコードは、OS上からアップデートすることはできないため、各社マザーボードメーカーから提供されるBIOSのアップデートにマイクロコードの更新が含まれて提供される見込みです。