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GCC 15、IA-64の非推奨を解除

3行まとめ

少し前の出来事になりますが、GCC 15にてIA-64(Itanium)の非推奨が解除されることがわかりました。

IA-64のサポート

IA-64は、IntelとHPが開発したISAですが、唯一IA-64を採用する「Itanium」プロセッサは2021年に製造を終了しており、現在に至るまで使用用途はかなり限定されています。

さらに、一部のオープンソースソフトウェアでは、IA-64向けのコードのメンテナンスが放置されていることあり、Linuxはすでにサポートを終了しています。

同様にGCC 14でもItaniumが非推奨となっていました。

しかし、GCC 15にてIA-64の非推奨が解除され、再度サポートされることになったようです。

現状GCC 15をもってサポートを終了するという旨の話は行われておらず、なんなら、今後数年間サポートされるとまで記述されています。

さらに、IA-64にてLocal Register Allocator(LRA)をサポートするコミットも行われており、メンテナンスを継続する意志が見えます。

GCC 15

GCC 15は現在開発中で、11月にも機能追加が終わり、年明けごろに正式版に到達する見込みです。

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